AIWA CLINIC 愛和クリニック
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毛髪とは?
 
 
Dr.カソリ’s メッセージ
 
 「育毛、ウィッグ、接着法など、一通りやってみたけど、どれも宣伝のようにはうまくいかないなぁ、、」。
こんな溜め息をつかれ、相談にいらっしゃる方が最近、急増しています。

どの方法も理念はよいと思いますが、50年、100年のスパンで考えても確実な毛髪再生は、植毛以外にはないのです。やはり手術は怖いので、と敬遠している方も多いと思いますが、小さな勇気さえあれば、人生が変わります。

それなら、「植毛なら何でも」、「植毛クリニックならどこでもいいか」というと、そういう訳にはいきません。

自分の身体は、植毛後、気に入らなかったからといっても、取り替えることはできません。安いから、キャッチコピーがいいから、と安易に飛びつかず、しっかりした治療をしてくれる信頼できる医師にご相談下さい。
 
 
なぜ育毛ではダメなのか?
 
 毛髪の再生、特に高等動物における毛髪再生は非常に難しく、毛髪の組織、構造分析、さらには遺伝、ホルモンなどによる脱毛の機序、理論がかなりの程度まで解明されているにも関わらず、保存的療法(育毛剤、飲み薬、刺激療法など)では、多少の改善があっても期間限定で、また元に戻ってしまい、せいぜい進行を遅らせることができるというのが現状です。

 現在の時点で学術的に発毛効果が実証されているものは、皆さんご存知の@ミノキシジル、Aプロペシアの2薬品です。他のものではBケトコナゾール(ある育毛会社では独自の開発と言っているようですが、市販もされている一般薬です)も、医師の間では多少なりとも有効と言われています。いずれも2年程は毛髪を太くしたり、発毛を促すことがわかっております。

しかし、健常毛と同じにすることはできないので、使用開始当初は期待感にわくわくしても数ヶ月経ってもそれ以上のことがないので、がっかりするという経緯が大半のようです。また約2年を境に効果が弱くなるというのが現状です。

また、いずれの薬品も中断とともに失効すると言われています。育毛治療を受けている方も、治療者との会話で、心の安らぎが得られる施術を受けていることの安心感がある以外は、上記3種の薬剤の使用(身体に合わないときは中止のこと)で育毛治療を受けることと同等の効果が得られるはずです。
 
なぜ人工毛植毛ではダメなのか?
 
 人工毛植毛は、頭皮内に直接、刺し入れて固定しますので、理にかなっていうように思えます。また、素材も良くなっているのも事実です。しかし、生体に刺入した場合は、異物反応を起こし、皮膚もかたくなって近隣部位への影響を最小限に抑えようとすることになります。

使用当初は素材の良さもあり、生体は本当に自分に悪いものかどうかわからず、反応も緩徐ですが、時を経るに従って、はっきりと敵とみなし、攻撃するようになります。それは痒みであったり、不正出血であったり、膿であったり、さらには、頭皮崩壊へと進みます。勿論、自分の髪の毛を途中から切って植毛しても同じことが起こります。

 それでは何故、生きた自毛にはそれが起こらないのか? 生毛には毛根鞘という鞘があり、体内から体表を突き抜け、体外に突出する毛髪と皮下組織とが敵対しないように仲をとりもっていると考えて戴ければ良いと思います。

 また、人工毛を植毛された方が、当院に来られてよく言われることに、「1年もしないで抜けてしまうからダメだ」というのがあります。 しかし、頭皮内に入りこんだ人工毛ごと取れてしまうのであれば、それに越したことはないのです。

いちばん問題なのは外表とつながりがあった人工毛の埋入部が封入体として体内に残ってしまい、頭皮に不利益な状況を次々に累積してしまうことなのです。万一、人工毛を続けなければいけない事情があるならば、根本ごと早期に脱失してしまうものの方が良いのですが…。

 人工毛を繰返して硬くなったり、易出血性、膿排出を繰返すようになった頭皮では、植毛しても定着しません。同部切除のうえ皮弁を作るか、植皮でもするしかなくなります。いずれにしても治療が難しくなりますので、注意が必要です。
 
なぜカツラ、大量毛髪接着法ではダメなのか?
 
 私は基本的にカツラを否定するつもりはありません。頭皮のムレを起こしたり、一部の接着部分の頭皮炎症を起こしたり、不自然さが目立つにしても身体のダメージはそう多くないものと考えております。

 しかし、業界関係者の裏話を聞くと、30歳〜70歳までの着用で一人2000万円ほどの費用を見込んでいるそうです。勿論、植毛でそこまでの密度は不可能ですし、健常残毛のない方には適応になりませんので、今後とも必要な一手段と考えております。

 同様の分類のものに大量毛髪を頭皮に完全接着させる方法も昨今見聞きしますが、医師としては必ずしも肯定できるものではありません。広範囲の頭皮に強力な接着剤をつけることになり、その行程は長年にわたって続けられることになるのでしょう。

一度や二度であれば頭皮に影響がないと思いますが、花粉症が発生する機序と同様、時を重ねるにつれ、頭皮に良からぬ反応(接触性皮膚炎、拒絶反応)を起こすことは想像に難くありません。人工毛ほどの大過はないにしろ、看過できるものではないものと考えております。

ただ、舞台や映画などでメイクスタッフも備わっているような状況では高度のリアリティーを実現する素晴らしいものとも考えます。

 私たちは人間として日常を長年にわたって過ごすことになりますので、ご自身に適切な方法を選択されることを祈念します。

 
 
 
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