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| ▼薬物治療(ミノキシジル・プロペシア) |
| 現在、米国食品医薬局(Food Drug Administration)で認可された脱毛治療剤は、ミノキシジル(Minoxidil)とプロペシア(Propecia)だけです。 |
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| ロゲイン |
元々、高血圧治療薬として開発されたもので副作用として毛髪、体毛も含めた多毛化を認められたため育毛薬として応用されました。ヘアサイクルにおける成長期の延長、休止期の短縮作用、うぶ毛の硬毛化を主体とする効果があるといわれています。
特に頭頂部の薄毛に効き目があるとされていますが、ヘアラインに対する効果は低いようです。また、使用を中止すると育毛効果はなくなってしまい、使用前の状態に戻ってしまうといわれています。
ミノキシジルの濃度には1%、3%、5%等がありますが、高濃度ほど効果が期待される半面、副作用も強くなるとの報告がされています。国内ではミノキシジルを含む育毛剤として、大正製薬のリアップが発売されています。 |
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| プロペシア |
プロペシアは元来、男性特有の疾患である前立腺肥大症の治療薬として使われたものです。
これも継続内服を前提としたもので、薬理作用としては、5α-リダクターゼ活性を抑制し、脱毛の原因ホルモンとされる5α-DHT(5αデヒドロテストステロン)ホルモンを減少させ、根本的な脱毛原因を治療するものといわれています。
同薬使用期間に限り主に頭頂部での脱毛進行を抑制し毛髪を太くする効果があるようですが、報告によると、内服1〜2年で最も効果が強く、その後徐々に減少するといわれています。
副作用としては、性的機能障害約3%、性欲減退1.8%、精液量減少1.2%などがあげられますが、使用中止で大部分解消されると言われています。
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| ▼カツラ |
| 装着するだけで禿髪部を隠すことができますが、頭皮が蒸れたり、人によっては隠しているというストレス・ばれないだろうかという心配から、症状が悪化する場合もあります。人組織に本質的ダメージを与えるものではありませんし、他の治療法で対処できない場合もありますので今後とも一つの対処法として重要なものと思います。 |
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| ▼人工毛・他人毛植毛 |
人工的に作られた毛髪を、頭皮に植え込む方法です。素材はすばらしいのですべてを身体の中に埋め込むなら何ら問題ありませんが、頭皮を突き抜けさせ表面にでているので拒絶反応や頭皮の硬化を起こす結果になります。
これは毛髪構造において生体組織恒常維持を司る毛根鞘の代役がないためにおこります。ですから、現段階において容認できる対処法ではありません。事実、先進国の大半では禁止されております。 |
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ミノキシジルやプロペシアなどの薬剤も、臨床的に満足のいく結果は得られていません。また、毛母細胞の培養も試みられていますが、高等動物である人間の場合、毛髪の再生にはつながらないのが現状です。
外科的治療法として本質的自毛復活(Essential Hair Restoration)をもたらすのには、自毛植毛術と有毛頭皮の皮弁形成術があります。移植予定部の頭皮に問題(人工毛や熱傷・事故などで頭皮がダメージを受けたことにより、自毛植毛による移植毛の生着が期待できない状態)がない場合、基本的には自毛植毛術が主流となっています。しかし何らかの問題がある場合や前頭部に100%の毛密度を望まれる場合などは皮弁法で対処します。
毛髪外科専門医とは、初めに「術式ありき」ではなく、まず「患者さん一人ひとりの症状ありき」から治療を考えることが求められるのです。
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