毛は、二つの部分に区別することができます。
ひとつは皮膚(頭皮)から表面に出て外的刺激や摩擦からの保護、体温維持や触覚・アンテナの役割を担っているもので、通常、私たちはこの部分を毛や毛髪として認識しています。 これが毛幹と呼ばれる部分です。
もうひとつは皮膚の下に潜っている部分で、これを毛根と呼びます。
毛根は毛包という袋に包まれ、毛包に接している皮脂腺からは外的刺激から頭皮を守る皮脂が分泌されます。毛根は皮膚と毛をつなぐ立毛筋と結びついていますが、この筋肉はまわりが寒くなると収縮して毛を立て毛孔の入口をふさぎ、体熱の放散を防ぎます。
また、毛根の根元の部分の毛球部内には毛乳頭があり、隣接する毛母細胞に栄養素を送り、老廃物を受け取る役目を担っています。毛母細胞は毛乳頭の助けによって細胞分裂・増殖を繰り返し毛髪が形成されていきます。
毛髪の色調は毛球部で形成されるメラニン色素量によって決まります。これがヘアサイクルの成長期にあたります。 |